去年9月1日のバックナンバーです。
世間をお騒がせしながら、今日の情報社会の大いなる立役者であるMicrosoft、
企業にとっても一般消費者にとっても、Microsoftの動向は非常に気になるところです。
WindowsVistaの後継バージョン、Windows7が3年後にリリースされる事により、
現在WindowsXPのユーザーは、ある種、ギャンブル的な決断をしないといけないですね。
一般消費者はまだしも、企業のIT管理者は、頭を悩ませているものと思います。
実際、リリースされてすぐに導入する企業はなく、機能やセキュリティ、
現行の自社のシステム環境、ネットワーク環境などとの適合性を見極めるための
検証を行い、OKであればGo!!というステップを取るため、
1年或いは2年くらいをかけて導入することになるでしょう。
そう考えると、スケジュールどおりに開発が進み、2009年に発売されたとしても、
実際の導入は2011年が妥当であり、その間、XPを使い続けるか、Vistaに切り替えるかの
判断をしないといけません。
XPの場合、サポート期限を過ぎるため、パッチの提供などがなくなり、
すぐさま新しいウィルスなどの餌食になることは明白で、大きなリスクを
抱える事になるし、Vistaを導入するにも、まだ検証が終わっておらず、その状況で
3年後にはニューバージョンがリリースされるということで、適合性がないというリスクと、
検証作業も含めたコストが大きく膨らむという考えたくない事が容易に想定できます。
いっそのこと、クライアントPCをWindowsではなく、Linuxにするなんてのも、
アリといえばアリなのかもしれないですね。
SI企業などでは、社員のリテラシーが高いので、Linuxでも十分なユーザビリティを
発揮できそうだし、社内システムは企業ポータルの上で全てブラウザベースになっていれば良いわけで。
Officeにしては、Microsoftの製品を使わず、無償のOpenOfficeを利用し、Officeのライセンス費用
までをうかせてしまえば、中長期でのスパンで考えた場合、メリットが大きいように思えます。
Windows7の後継も出るでしょうから、依存してしまうと、向こう十年はこのイタチごっこを
繰り返し、Microsoftに振り回されることになってしまいます。
Microsoftとしては、もちろんビジネスなので、そういった完全なる囲い込みが狙いであることは
言うまでもないですが。
結局、企業のIT管理者としては、IT部門単体だけで考えるのではなく、全社レベルでコストメリット、
ユーザビリティ、セキュリティなどを勘案し、どれくらいのスパンでのTCOとして捉えて
他の戦略と合わせてプランニングをするか、IT管理者ではなく、CIOなどその企業の
管掌者の力量に全てがかかってくる事になり、どれだけ優秀な人材をそのポジションに
設置しているかどうかが、こういった動きによる余計なコストを省いて、本業に力を
入れることができるかがポイントになります。
現在、SIerからの提案を中心に動いている企業は、ますますITコストが膨らんでいくことに
なり、その分売上も伸ばさないといけない状況が厳しくなり、戦略と計画が重んじられる事に
なっていくものと思います。
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